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『消されたヘッドライン』は軍産複合体について描いたポリティカルムービー(STATE OF PLAY)

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もともとは、イギリスBBCのテレビドラマ『ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜』をハリウッドでリメイクした作品だそうです。

 

 

序盤から終盤まではなかなか見ごたえがあった。終盤って最後じゃん!と思うかもしれませんが、この作品はなんと終盤の終盤があるのですね。この終盤の終盤がなんともいえず・・・・いやはっきり言うと意味がわかりません。 

カメラワークもなかなかだし、俳優の演技も悪くなかった。

なんといってもラッセルクロウが主役ですからね。

レビューではあの太り具合が最悪みたいな声も上がって、評判はいまいちのようでしたが、ワールド・オブ・ライズのクロウがはまり役だったので、私は好きです。

相棒となる女性のレイチェル・マクアダムスですが、別に彼女の演技力やキャラがどうだとかではなくて、なんかこう、最近のハリウッド映画って絶対に、こういう男くさい主役の横に気の強い可愛い系をつけるんですよね。これがどうも食傷気味で。

 

 

女優としてはわかりませんが、あのルックスも最近の売れ線映画で出演しがちな感じで、ノラジョーンズ顔はジャズだけで宜しい!と個人的には思うわけです。

ストーリー的には、退役軍人が創設した民間防衛会社から巨額のキックバックをもらう汚職政治家と、それを暴こうとして危険に巻き込まれる若手の正義感溢れる政治家、そして真実を追求するジャーナリストたち・・・・といった構造です。

 


よくありがちといえばそうですが、リアルに今の世界中で起こってそうな現実感が、肌身をゾッとさせます。とにかくアメリカというのは、いやアメリカだけではなくて、世界の大国というのはとにかく戦争を最高の金儲けの手段と考えていそうですね。

ラッセル・クロウ演ずるマカフリーの記者魂は見ていて気持ちよかった。

 

 

昔の刑事といった風で、とにかく事件は足で稼げと。

相棒になるデラ・フライ(レイチェル・マクアダムス)も最初はweb版担当の記者で、マカフライに事件のことを聞きに来ても相手にされず、一緒に事件の真相を追って根性を見せているうちに、ようやくマカフリーに認めてもらったところなんかも、昔の刑事ものぽくてナイス。

やっぱりどこの世界も根性が一番なんですよ。

終盤近くで、事件が一件落着となりかかったとき(このへんで終わらせておいたほうが絶対に良かったと思うが)、マカフライがデラのことを記者として認め、その気持ちとして首にペンを山ほどつけたネックレス(たぶん携帯のストラップを通すバンド)をプレゼントしたのはセンスが光ってた。

「ペンの女王」とか言って。

ああいうのは素敵ですね。

 

 

ラストは本当によくわからず、それまでの政治と軍事の癒着というスケールの大きな話が、あの展開で急に、「男と男の約束」みたいな日活っぽい展開になってしまったのは、本当に残念だった。

それまでの盛り上がりは一体なんだったんだろうと。ベンの妻がなぜ値段を知っていたのかも、結局言わずじまいでしたしね。

エンディングシーンのブルース・スプリングスティーンの曲とともに、刷りたての新聞が印刷所から販売所に配送されていく映像は、新聞に対する深い愛情が感じられました。 「クライマーズ・ハイ」に通じる新聞人の心意気のような意地のようなものが。

でもあれをオープニングに使ってたら、サスペンスの雰囲気はなかったでしょうねえ(笑)

 


消されたヘッドライン

 

 

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