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洋楽い~じ~らいど

洋楽、映画、本やおもちゃ・雑貨などのレビューをお送りします。Review about music, movie, drama, books, Digital devices!

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「ライオンのクリスチャン」に感動、そして「きつねと私の12か月」にも・・・(A Lion Called Christian / Le Renard et l'Enfant)

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家のものがアニマルプラネットを見ていたので、横で眺めているとライオンが人間とじゃれあっている映像が流れていた。

かなり大きめのライオン。

白人の青年二人と仲良く遊んでいる。

動物好きの僕はたちまち楽しくなって番組に見入ることに。

しばらく見ていると、どうやらそのライオンは人間に飼われていたらしいということが分かった。

70年代初頭のことのようで、当時かなり有名になったらしいが、このときの映像が2006年に再びyoutubeでアップされ、世界中からものすごい数のアクセスがきたという。
動画をアップしたのは、カリフォルニアの女子大生。

 


A Lion Called Christian - Their Story

 

番組を見たのは途中からだったのですが、あらためて動画でライオンの子供の頃を見て、かなり感動しました。

猛獣といわれているライオンが、まさか人間とここまで仲良くなれるなんて・・・・

そう思ってしばし画面に目が釘付けになりました。

まるで小犬のように親しげにじゃれつくライオンの姿は、言葉にできないほど愛らしいものでした。

ここで簡単なあらすじを紹介しておきます。

 

ロンドンのハロッズ(デパート)で、子ライオンが小さな檻に入れられているのを見たオーストラリア人の青年二人(ジョンとアンソニー)は、不憫に思い、自分達のアパートで育てることに決めた。

子ライオンはクリスチャンと名づけられ、すくすくと育った。

しかしライオンが成長するにつれて、狭い部屋の中で育てることの不可能さを知った二人は、知り合いの通じ、アフリカの自然保護家のところで、ライオンを草原に返すためのリハビリを依頼する。

やがて一年後、二人は大人になったクリスチャンに会いに行った。

「決して近づくな。人間など覚えてないぞ」

そういわれても、二人はクリスチャンを一目見ずにいられなかった。

そして躊躇することなく、近づいてくるかつての子ライオンに身をさらしたのだ。

しかしクリスチャンは、昔を思い出したかのように二人に勢いよくじゃれついてきた。

かつてアパートで一緒に暮らしてきたときのように・・・・・・

時を忘れて遊ぶ二人と一匹。

やがて月日がたち、幾度かクリスチャンの元に二人がたずねたときも、もはやクリスチャンは野生のオスとなって人間に親しまなくなりつつあった。

そう。

別れのときがやってきたのだ。

そして二人は二度とクリスチャンに会うことはなかった・・・・

 

 

番組では、もう大分年を召した(おそらく60代)二人が出演し、若かりしかつての頃を振り返っておられました。

アフリカでクリスチャンを放したのが1972年だといいますから、僕が生まれる少し前です。

一度草原に放したライオンが、一年経って再び自分達にじゃれついてきたときは、最高に嬉しかったでしょうね。映像での二人の笑顔もはちきれんばかりでした。

二人はその後、クリスチャンと会うことも無いまま、30年以上過ごします。

 



しかし番組で見た彼らの表情には、少しの後悔も見えませんでした。

むしろ遠き良き日を懐かしむような、とても暖かな眼差し。

もうクリスチャンは死んでいるだろうけども、彼の子供や孫が大きく育ち、きっとアフリカの大地でのびのびと育っているのだと。

そしてそれは自分たちが30年前にロンドンのデパートで子ライオンと出会った、あの日から始まったのだと・・・・

 

 

感動のあまり、しばらく涙が止まらなかったことを、ここで正直に告白しておきます。

 

野生のものは野生へ

 

半年ほど前に「きつねと私の12ヶ月」という作品を見て、クリスチャンのドキュメンタリーと感じたのと同様の感動を受けたことを覚えています。

最初はきつねが可愛くて、一緒に遊んでいられるだけで幸せだった少女。

 


映画「きつねと私の12か月」予告

 

だけど野性であることを忘れて飼おうとしたとき、きつねは全身で抗って逃げたんです。

少女の心は傷つきますが、きつねはもう戻ってきません。

やがて山できつねと再会したとき、少女はもう追いかけませんでした。

本当に大事に思うのなら、そっとしてあげようと。ありのままが一番幸せなんだと。

キャッチコピーの、

 

「大好きだから、さようなら」

 

が、深く胸に突き刺さりました。  

クリスチャンを野生に放す決心をした二人も、映画の少女と同じ気持ちだったのだと思います。
実際には成長したライオンを都会で飼い続けるのは不可能でしょうし、彼ら自身もそういう現実的な判断で、クリスチャンをアフリカに返したのでしょう。

でもそれでも一緒に過ごした時を思うと、きっと放す瞬間までは本当につらかったんだろうと思います。

相手が無邪気なだけに、余計にその思いは募ったのだと想像します。

 

 

このドキュメンタリーを見てあらためて思ったのは、動物たちが心の中でどう思っているのか、何を感じているのか知りたいということ。

彼らは人間と同じように言葉がないので分からないけれど、いつか違う世界で彼らと出会うことができれば、ぜひぜひそんな様々なことを訊ねてみたい。

そして今まで飼ってきた動物達と、色んな昔話を語り合いたい。

そうしみじみ思います。

 

 

クリスチャン、ありがとう

 


Christian the lion - Full ending

 


A Lion Called Christian: The Final Farewell

 

追記

この記事を編集中に(2016年5月)、クリスチャンの公式サイトがあるのを発見しました。

 

A Lion Called Christian - Official Website | Ace BourkeA Lion Called Christian

 

Ace Bourkeさんの公式ウェブサイトと表記してあるので、正式にはBourkeさんのオフィシャルウェブサイトなのでしょう。 

ちなみにちょっと気になったことがありまして。 

クリスチャンを育てたのはジョン・レンダル(John Rendall )さんとアンソニー・ボーク(Anthony Bourke)さんですが、ウィキペディアでは「John and ace」と書かれていて、「ace」って誰だ?と最初は疑問に思いました。 

でも調べていくうちにどうもanthonyさんの名前をaceに縮めた略称なんじゃないかと思い初めまして、一応今では自分の中でそういう認識になってます。 

どうでもいい情報ですがね(苦笑) 

なんにしても、私がこの記事を書いた2010年当時は、まだこういった公式サイトが存在してなかったように思うので、今回の再編集作業を通じて改めて発見できてとても嬉しく思います。 

写真や動画がわかりやすくまとめられているので、英語が苦手な方も楽しめると思います。クリスチャンが大好きな方は、ぜひぜひ一度ご覧ください。 

When I first watched this lion's movie on discovery channel, I was just saying to myself "unbelivable!!". Never seen such a scene before, big lion giving a friendly skinship to two normal-looking human beings. In the end, the lion went back to the wild, but no one regret it for sure. I believe christian's blood still lives on somewhere in the wild of africa. 

 

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