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洋楽メモランダム

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熱い男キッドロックが贈るバラード「ブルー・ジーンズ&ロザリー」/Blue Jeans and a Rosary-Kid Rock

2000年代洋楽
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前々作「ロックン・ロール・ジーザス」(Rock'n Roll jesus)の中で一番好きな曲の一つだ。

 

 

2007年に発表されたこのアルバムは、デビュー以来、ヒップホップからヘビーなサザンサウンドに変化してきたキッドロックの音楽の中で、それまでのキャリアのすべてが凝縮され、昇華された形で作られたサザンミクスチャーアルバムであると個人的には思う。
なかでも「ブルー・ジーン」は、その美しくもはかないメロディーラインもさることながら、それと相まって口ずさまれる切なげな歌詞がとても魅力的であると思う。
おそらくキッドロック自身のことを歌ったものだろうけど、曲の中で繰り返される「Happy to be misunderstood(誤解されてもかまわないと・・)」のサビの部分がとにかく泣けてくるから仕方ない。

 

15の時に家を出て、ずっと一人生きてきた

厄介者と罵られ、悪の種とさげすまされてきた


法の手から逃げ回り、腹をすかせ、たばことビールで恥と痛みを隠し、洗い流してきた

そんなときに現れた救いの天使

ブルー・ジーンズとロザリーを身に着けた彼女は、神を信じ、俺を信じてくれた

友達には頭がおかしいと思われながら、笑みを浮かべ、心の内を明かしてくれた

世間がどう思うと気にしなかった

悪の種と一緒にいたいと

誤解されたって構わないと・・・・

  

Blue Jeans and a Rosary

Blue Jeans and a Rosary

  • キッド・ロック
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

 

キッドロックは若いころに家を出て、ヒップホップのミュージシャンになるために様々な経験を積んだ。

金がないあまりに麻薬の密売人で生計を立てたこともあった。
チンピラな下積みの日々の中。
そんな10年近く続いた苦労の末に、98年の「Devil without a cause」でようやく陽の目を見ることになるのだ。

おそらくこの曲は、そんな下積みの時代に出会った女性と自身のことについて歌ったものだと思う。

 

 

思い出の彼女が今の奥さんではないだろうけど、きっと様々な出会いと別れを繰り返す中で、自分の歩んできた道のりを振り返るときにふと思い出すのが、この歌で語られている女性なのだろう。

 

どんなにひどい状況の中でも、自分を見捨てずに信じ、応援し続けてくれた一人の女がいた。

今でも街中でブルー・ジーンズとロザリーを見かけるたびに、あのときの彼女の暖かい眼差しが懐かしく思い出される。

曲が売れて、世の中に認められ、新しい家族にさえ囲まれた幸せな俺だけど、そんな今でもふと彼女の笑顔が懐かしくて仕方なくなる時があるんだ・・・・

 

キッドロックのこの曲に含まれた思いを勝手に意訳してみた(笑)。

でも好きなのだ、キッドロックのこういう昔のことを忘れない気持ちというのは。 
そんな義理難くも熱い感性を持つ男は、先の大統領選挙戦で、現大統領のオバマ氏の対抗馬ロムニー候補を応援していた模様。

 

 

金持ち優遇だと言われたロムニー氏の公約の概要だが、キッドロックが彼を応援したその背景には、きっとロムニー氏や共和党への積極的な支持というよりも、オバマ氏や民主党の内包する郷土愛の喪失や神に対する見解の違いが、キッドロックを対立候補に肩入れさせる主な要因になったのではないかと思う。

特に同性婚に関する法案を成立させた民主党は、家族を何よりも大切に思うキッドロックにとって、

「家庭に代表される伝統文化の破壊者」

以外の何物にも見えなかったのではと・・・・


「家族」から離れて一人生きてきた心の空白、そしてそれを埋めてくれたあのときの彼女への想い・・・・

 



キッドロックのアーティストとしての原点がそこにあり、そこから「人と人との絆」という、古臭くも大事なものを守りゆく姿勢につながっていくのだと、勝手ながら想像するのだ。

そんなキッドロックが、2012年11月9日に本国アメリカでニューアルバムを発表した。

 

 

日本では今月の21日(?)にリリースされるようだが、前作「ボーン・フリー」がレイナード・スキナード強く意識したサザンロックアルバムだったのに対し、今作は・・・・・といっても、まだ未聴なので正直分からない(笑)。

とにかく楽しみな新作。

購入すれば、またレビューしようと思う。  

This tune is one of my favorite kid rock songs ever made.

 

 

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