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オデッセイの挿入歌「スターマン」は映画にハマりすぎてる!(”Starman” soundtrack for the martian)

前回記事で取り上げた映画レビュー「オデッセイ」の中で使われた「スターマン」です。 

 

 

この曲は今年の1月に亡くなったデビッド・ボウイが1972年に発表したアルバム「ジギー・スターダスト」のシングルソングで、宇宙からやってきたスターマンが、ラジオを聴いていた少年に空から何事かを語りかけるという歌詞となっています。

当時のボウイはコンセプトアルバム「ジギースターダスト」で作り上げた架空の人物”ジギー”を、ステージやアルバムで一つの物語として演じおり、この曲「スターマン」もその流れの一つとしてとらえることができます。

アルバムリリースの翌年に、ローリングストーンズ誌とのインタビューでボウイは、

 

「ジギースターダストはただ宇宙人というだけじゃなくて、地球へのメッセンジャーでもあるんだ」

 

と答えていて、それまで語られていた「ジギー宇宙人説」に軽くアシストを加えた形になっているようですね。  

ほかにもジギーは第二のキリストの再来を示唆してるとか、1977年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督のSF映画「未知との遭遇」は、この「スターマン」によってインスパイアされたと言われたりとか、いろいろと影響力を持つ存在になっているようですが、本人的には期間限定のレアキャラクターだったようで、73年のライブでジギー伝説の終焉を宣言したといわれています。

さてそんなコズミックジャイブ(宇宙のスウィング)に満ち溢れた「スターマン」の歌詞とリズムが宇宙映画にハマらないわけがなく、マット・デイモン主演の映画「オデッセイ」のワンシーンでも、この曲が使われて「おー、やっぱり」と深く頷いた自分がおりました。

というか、孤独な火星生活の中で、残された主人公のマット・デイモン演じるワトニーが、移動中の宇宙車で上司であるルイス指揮官の置いていった70年代のヒットCDを次々とBGMとして流していくときに「ボウイの”スターマン”が出てくるのは時間の問題だなフフフ」と勝手に自分の中で確信していたものですから。

なので映画の中でリアルにこの曲が流れたときには「どないや」と満面の「ドヤ顔」で周りを見渡していた非常に気持ちの悪いひと時があったことを、ここで赤裸々に明かしておきます。 (もちろんレイトショーだったので左右には誰もいませんでしたが)  

しかし本当にこの曲は宇宙空間に合いますね。 

いや正確には火星の荒涼とした砂漠とその上空にある満点の星空に合う、といいましょうか。 

奇しくも、この映画が日本で公開されるひと月前にデビッド・ボウイが亡くなっているということもあって(2016年1月10日没)、なんだか運命のようなものを感じます。 

映画自体は昨年に制作されたものでしょうから、ボウイの死とはまったく関係なく作られたのでしょうが。

ちなみに「スターマン」といえば、かの布袋寅泰さんのソロアルバム「ギタリズム2」で、この曲をカバーしてましたっけ。

初めて聞いたとき「おっ、ボウイやん!(デビッドのほう)」と聞き入った覚えがあります。そういえば、布袋さんもデビッド・ボウイを尊敬してましたから。

来日公演のときも楽屋に呼ばれた話もあります。とても良いカバーだと思います。  

それもこれも原曲の良さがあるからこそ!

死してなお、人々の心に曲を刻み続ける偉大なるアーティスト、デビッドボウイは、まさに永遠の存在”スターマン”なのです。   

 

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