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アンソニー・ボーディンとグレイトフル・デッド(Anthony Bourdain and Grateful Dead)

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アンソニー・ボーディンを知ったのは、2002年に当時契約していたディスカバリーチャンネルで放映していた「クックズ・ツアー」という番組を見たことがきっかけだった。

 


ベトナムかカンボジアかどこかの東南アジアで煙草をふかしつつ、辛口トークでハードボイルドに旅をするホストの姿に「ハードボイルド」な何かを感じ、そこから毎回見始めたのだ。

出だしの紹介映像でどうやら彼が本職のコックということが判明する。

日本でコックといえば、寡黙できっちり仕事をこなす職人というイメージがあるのだか、番組でのホストはそういうイメージから程遠く、どちらかといえば「ヒッピー」「アウトロー」というイメージに近かった。

番組の内容はホストであるボーディンがどこかの国へ行って、地元の人と触れ合って、その国の料理を食べるというのが基本ラインで、一見ただの旅番組のように思えるが、画面から伝わってくる乾いたような、視聴者を突き放したような独特の雰囲気が印象的で、ただでさえ短い20分間が、あっという間に過ぎたイメージがある。

そしてついに日本も登場し、たちまち私のテンションは上がりに上がった。(どうやらボーディンは料理人として日本料理を大層リスペクトしてるようで、番組では2回、日本の撮影を行っていた)

全体の放送は35回。

やたらと面白い番組内容だったし、なによりホストのボーディンのことに興味を持ったので、ネットで色々調べてみた。

すると彼は実は作家としての一面も持っていたということ。

アマゾンで彼の著作を見てみると、なるほど、いろいろあった。
その中でこの旅の番組を書籍化したものが売られていたので、当然注文しましたとも。

 


2002年当時に買ったので、本の表裏は相当くたびれているが、内容はほぼ番組での行状を描いたものだ。

さらにそこに番組では描かれてないボーディンの内面も綴られていて「このときは、こんなことを考えていたのか」と知れてなかなか面白かった。

 

 

日本の回では、ふぐの調理人はふぐの毒を扱うために特別に資格が必要だということに驚いていたり、温泉旅館では懐石料理を食べながら、食べ方が分からずに教えてもらったり、芸者さん(かなり高齢だが)と初めて芸者遊びをして相好を崩したりと、その前で放映されていたカンボジアでの内容と比べて、ボーディンが日本文化をリスペクトしてる風が見て取れて、ちょっと気持ち良かった。(カンボジアの場合は、あえて東南アジア的な危険なところに行っているという感じがあったのだが)
この番組の後続である「アンソニーの世界を喰らう」という旅番組でも、日本には度々訪れていて、大阪の食い倒れの街や東京の超一流の寿司屋さんに行ったりと、彼がかなり日本の料理にハマっているのが見て取れた。

特に寿司はニューヨ―カーの間ではもはや定番と化したグルメ料理の一つらしく、パーティーとか仕事の後で軽く食べたりするカジュアルフードとしての地位を確立しているという。 
ボーディンはそこからさらに料理人として本格的な寿司を体験したかったようで、東京と大阪の放送では、どちらも超有名な寿司屋さんで舌鼓を打っていて、どちらも足を運んだことのない貧乏日本人の私は「ええなあ・・」と口を開けて眺めていたものです(笑)

この番組も終了し、また別のテレビ局で別番組が放映されているようだけど、残念ながらそちらは見ていない。

たが番組として2つを見比べると、個人的には一番初めの「クックズ・ツアー」が最も印象的で面白かったと思う。

「世界を喰らう」は一時間番組に時間が伸びていたが、どうしても内容が薄くなっている感があった。
いや、というか、ボーディンの饒舌な姿が時間が増えたことで、「クックズツアー」のハードボイルドタッチな描き方が失われてしまったというほうが正しいだろうか。

今やアメリカTVフード界ではボーディンはなくてはならない重鎮になっているようだが、私はやはり10数年前のあのときのシニカルでハードボイルドなキャラを演じていた頃彼をもう一度見てみたいと思う。

ちなみに長らく望まれていた「クックズツアー」の日本語訳本がついに出版された。 

実は今日のこのレビューを書こうと思ったのは、本屋でこの本を発見したから。
それまですっかり忘れていたボーディンの番組のことを(ここ数年はまったく見ていなかった)、この本で思い出してしまったのだ。

長年会っていなかった友と再開したような、そんな懐かしい感覚。

日本語で読むと、また違う味わいがあるのかもしれない。

まだ購入していないが、ぜひ注文して見ようと思う。

 

アンソニー・ボーディンの経歴

 

ここで簡単に彼の経歴を紹介したいと思う。 

 

1956年

アメリカ・ニューヨーク市生まれ。

1978年

ニューヨークの料理学校CIA(カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ)を卒業。

1998年

マンハッタンのレストラン「Brasserie Les Halles」でエグゼクティブ・シェフ(総料理長)に就任、数年間務める。

2000年

高級レストランの裏側を描いた「キッチン・コンフィデンシャル」がベストセラーに。

2001年

初めて出演した旅番組「クックズツアー」を書籍化した同タイトルの著作もベストセラーに。

2002年~2003年

「クックズ・ツアー」シリーズが放映される。

2005年~2012年

「アンソニーの世界を喰らう」が放映。ベイルートでの撮影時(2006年)には、突然勃発した紛争に巻き込まれ、ボーディンもクルーもホテルに足止めされ、アメリカ海軍の艦艇に乗って脱出する様子まで放映されたことで話題をさらった。

2013年~

それまで在籍していたトラベルチャンネルからCNNに移り、グルメ旅番組「パーツ・アンノウン」放映が開始される。

edition.cnn.com 

 

ほかにもボーディンはブラジリアン柔術に傾倒しているようで、2016年にはIBJJFという大会で金メダルを獲得している。

www.bloodyelbow.com 

あれほど快楽が人生だったボーディンが(タバコと酒を飲みまくりだった)、いつのまにか格闘技をやっていたことを知って驚いた。

世界的に健康ブームの輪が広がっているというが、やはり彼もそちら側に足を踏み入れてしまったのか・・・

初期の番組でのアウトロー風な彼が好きだっただけに、こんなにヘルシーでストロングになってしまって・・・とても残念です。(なんでや!)

 

ボーディンとグレイトフル・デッド

 

「世界の喰らう」でボーディンがたびたび触れていたバンドのことだ。

彼は年代的にヒッピー世代に入るようで、昔の写真が紹介されたときも、当時のヒッピーな服装に身を包んで葉っぱか何かをふかしている姿が映し出されていた。

グレイトフル・デッドは、まさにそういう年代の人に絶大に支持されているバンドとのこと。

 


当然ながらヒッピー世代でもアメリカ人でもない私は、まったくこのバンドのことを知らなかった。
調べてみると、かなり複雑なキャリアを持つバンドのようで、しかも日本での認知度はほとんど皆無のように思える。

正式な活動期間は1965年~1995年。
メンバーの何人かは死去しており、その理由も麻薬の常習によるものだとか。
まさにヒッピームーブメントの華である。

ボーディンは番組で、

「最近の音楽は聞くに堪えない。やはり男ならグレイトフル・デッドとか〇〇とかを(忘れた)聞くべきだ!」

という持論を熱く展開させていたのをよく覚えていて、それでボーディンの名前を思い出すと、同時にグレイトフル・デッドの名前も頭に浮かぶようになってしまった。

いわゆる条件反射というやつだ(笑)

このバンドは正式解散後も生き残ったメンバーがそれぞれに活動を続けていて、いまでも当時のコアなファンを中心に熱く支持されているという。
何かのサイトで読んだのだが、彼らはライブ会場(スタジアムでも)でファンが自由に録音したり撮影したりすることを認めているという。

表現の自由を自ら体現し守ろうとしているのだろうか? 

今回そんな「60年代の反骨の闘士たちの生き残り」のようなバンドのことを取り上げようと思い、その経歴をWikiで読んでみた。

だが・・・

あまりにも経歴が長すぎて途中で読む気が失せてしまいました(笑)

これはすごいというか、内容の充実ぶりがハンパでないというか。

ここに書き込んだ人も相当のデッド・ヘッドなのだろう。
興味のある人は、ぜひリンク先からwiki本文を読んでほしいと思う。
ここではできるだけ簡潔に序盤の紹介文の一部を載せておこうと思います。(それでも十分長いけどw)

  

グレイトフル・デッド (Grateful Dead) は、アメリカのロックバンド。1965年にカリフォルニア州パロアルトで結成された。

バンドのメンバーは5名から7名の間で変化し、スタイルはユニークで多彩なことで知られた。そのスタイルはカントリー、フォーク、ブルーグラス、ブルース、レゲエ、ロック、即興のジャズ、サイケデリック、スペース・ロックが融合した物で、ライブパフォーマンスでは長いインストルメンタルジャムが特徴であり、彼らの熱狂的なファンは「デッドヘッズ」として知られた。

レニー・ケイは「彼らの音楽は、ほとんど他のグループが知りさえしない大地の感触が存在する。」と表した。

これらの様々な影響は抽出され、多様でサイケデリックな完全体としてグレイトフル・デッドを「ジャム・バンド界の開拓者的なゴッドファーザー」とした。

グレイトフル・デッドはヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながら、毎年のようにスタジアム・ツアーを行い、常にアメリカ国内のコンサートの年間収益では一、二を争う存在だった。

日本では知名度が高くないが、本国アメリカではアメリカを代表する伝説的バンドとして認識されており、世界中で3,500万枚を超えるアルバムを売り上げている。
バンドとそのファン(「デッドヘッズ」)は、ヒッピー・ムーヴメントと密接に関連し、長い間アメリカ文化の中で制度の一形態として見られた。

現在でも多くの熱狂的なファンがおり、メンバーの使用していた楽器などがオークションに出品されると高額落札がされる。

グレイトフル・デッドより」

   

大地の感触がする音楽というと、このブログでも何度か取り上げたジョン・バトラー・トリオキッド・ロックがいるが、彼らの先輩にグレイトフル・デッドがいるということだろう。

ということは、カントリーやブルースを織り交ぜたプリミティブなサウンドが身上ということか。

イメージ的にはレーナード・スキナードが頭に浮かぶのだが・・・

これは一度じっくり聞いてみないといけないな。 

Johnny B. Goode

Johnny B. Goode

  • グレイトフル・デッド
  • ロック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

  

最後に

 

久しぶりにアンソニー・ボーディンのことを思い出し、久しぶりに本棚の奥から昔買った原著を引っ張り出して読み返したり撮影したりして、久しぶりにボーディンの思い出に浸った久しぶりなひとときだった。

あれからもう14年も経つのだな、と。

そう思えば、私の顔もずいぶん老けたし、今のボーディンの顔や髪の毛もハンパないほど老いを見せている。

それでも彼が現役で体を張って世界を旅しているのを見ると、とても嬉しく思うし、これからも長く続けてほしいと思う。

たぶんそう思うのは、彼を見るたびに、自分の14年間とこれからの歩みが映し出されるような気がするからだろう。

まあ勝手な思い込みですが(笑)

ボーディンも、そしてグレイトフルデッドもいつまでも健やかであれ。

そしてまた日本に来てください、ボーディン先生。

I loved watching Anthony Bourdain's "Cook's Tuor" on discovery channel aired in Japan 14years ago.As too much liking to it, I bought the book version of it, and I was able to getting the deeper parts of the program's back scene.I'm so glad Anthony's fine and keep traveling around the world. Today, I take his book and his one of the favorite band "Greatful Dead" up in this my blog as a souvenir of my past memories.

 

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